どっきりな発疹

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日曜日のお昼。着替えさせているときにふと腕の内側を見ると
おや?赤い発疹がたくさんできているじゃないの。
うっ!!これは何だ?

赤いぽつぽつがちょうど左腕のヒジのあたりから二の腕にかけてたくさん出ていた。
脱がせてみると、左側のおなかと背中に数カ所赤いぽつぽつ。

こ、これはもしや水疱瘡ってやつでは・・・?

すぐに育児書の病気のところを参照してみると、いかにも水疱瘡っぽい症状。

「最初虫に刺されたような赤い発疹が1つ2つ出てきます。
数時間から一日で全身に広がります。
熱が出ることがありますが、出ないこともあります。」

熱はない。でもすでに数十個虫に刺されたような赤い発疹。
これまで保育園からもらってきたものないねぇって言ってたんだけど
とうとうもらったか。みずぼうそ~

5月24日のこと。おなかに赤いポチができて「もしかしたら水疱瘡かもしれませんから
気をつけてみていてください」と保育園で言われた。
そのときは単なるあせもか何かだったんだけど、水疱瘡の予防接種も
しておかなくちゃとは思っていた。

でも連休明けに大流行のはしか(MR-麻しん風疹混合ワクチン)の予防接種をしたばかりで
一ヶ月の期間をおかないと別のワクチンは接種できない。
ちょうど今週受けられるようになったところだった。

受けていたにしても、潜伏期間が2~3週間あるということは、もう間に合っては
いなかったということになるんだけど。
でもワクチン接種をしていれば発症しても症状が軽くすむらしい。
うーむ残念だ。

本人はすこぶる元気に遊んでいるしそれほど痒がっている様子はない。
でもなんとなく赤いぷつぷつは増えている。

日曜日だから病院はやっていないけど、塗り薬ぐらい欲しいなと思いながら
ちょうど前の日にもらってきた区のくらしのガイドをめくってみると「休日診療所」が
開設されているのを発見。内科・小児科、とある。
歩いて8分ほどのところにある区役所の一角でやっているらしい。知らなかった!

電話でやっていることを確認。5時までだけど4:30までに受付しなくちゃいけない。
時間はもう4時を過ぎている。犬の散歩がてら休日診療所に行ってみた。

大きな庁舎で、正面入り口と駐車場からの入り口を使ったことはあったけど
もう一つ東口という入り口があり、その脇にある小さな診療所で、
患者さんは誰もいなくてしーんとしていた。
ほぼ駆け込み状態で受付をすませるとすぐに奥の診察室に呼ばれた。
おじいちゃん先生だ。

腕の発疹を見せると、「水疱瘡っぽいですねぇ、お薬出しておきましょう」と一言。
え?ちゃんと診ないの?ぷつぷつの様子とか、熱をみるとか、
おなかださなくていーの?もしもし(聴診器あてること)しないの?
それどころか子供にさわりもしなかったところをみると、単なる内科の先生だったのだろうか。

なんとなく釈然としないまま外にある薬局で飲み薬と塗り薬をもらって帰ってきた。
ま、とりあえずお薬があるのは安心だから休日診療所には感謝しよう。

ああ、それにしても明日の朝には顔にも頭にもぶつぶつができているんだ・・かわいそうに。

万が一別のアレルギーだったら?(まだ水疱瘡じゃないかもという期待を捨てきれない私)
何か初めて食べさせたもんはあっただろうか?
そうだ、朝ごはんに「わらさ」の照り焼きを初めて食べさせた。さわらではない。わらさ。
(親も初めて食べた)ブリの一歩手前の結構脂ののった魚。
でも食べ物アレルギーなら口の周りがもっと赤くなるよね。
いろいろ考えてみてもやっぱり水疱瘡しかなさそう。

その夜はいつもより夜中にぐずったものの、朝起きると発疹は特に広がってはいない。
はて?水疱瘡じゃなかったりして?淡い期待。でも、発疹は数個で軽くすむ場合もあるらしい。

いずれにしても水疱瘡なら保育園はお休みしなければならない。
それならやはりはっきり診断してもらいたい。
ってことで、月曜日の朝、近所の小児科に連れて行った。

あらかじめ電話して、可能性があることを伝えて他の子と接触しないように
奥の待合所に行く。ここの医師はとても評判の高い人で、いっつも混んでいる。
電話でお願いしてあったのでそれほど待たなかったけど、それでも40分くらいは
待たなくてはならなかった。

検温をすませ(平熱)、なんとかじっとして遊んでいたのは5分ぐらい。
そのうちベンチから下り、元気!なQたろーはとにかく歩きたい。
歩いて他の人がいる待合いスペースのほうに行きたい。
そっちには絵本もあるし子供の声もする。そりゃ行きたかろう。。

廊下をぺたぺたとぺんぎんのように歩いて行こうとするのを引き戻してはまた歩き・・を
何度繰り返したことだろう。
そのうち抱っこしようとすると自由にしてもらえないことに怒り出す。逃れようと暴れる。
ああ、元気な病人てなんて大変なんでしょう。

汗だくになりながら、ようやく名前を呼ばれて子供をかかえて診察室に入る。
腕の発疹をみせるとふむふむとうなずく先生。
「まず上半身脱がせちゃいましょう」そして胸と背中に聴診器をあて。
発疹を拡大鏡のようなもので観察している。
うんうんこれが診察よね。と納得する私。

と、せんせい確信をもって「これは水疱瘡じゃありませんね。毛虫による発疹です。」

ええ~

どうやら最近チャドクガ(茶毒蛾)なるものが大量発生していて、それに触ってアレルギー反応を
起こす例が非常に増えているという。Qたろの行っている保育園の担当医もやっている
先生、すぐに電話で園長先生に連絡を取り、お散歩で行ったヤブなど
気をつけるようにという注意をうながしていた。

金曜日か土曜日に行った先で触ってしまったものらしい。だいたい一日たって毒の反応が
出るのだそうだ。

かゆそうなのは変わらないけど、これで水疱瘡の疑いは晴れた。
患部を清潔にして薬を塗って赤みが治まるのを待つだけだ。

よかった・・・・なにせ一週間外に出られなくなるってことはいろいろと大変なことになる。
買い物にも行けないし犬の散歩だって行けない。

休日診療所で処方された薬をそのまま使えばよいということで(薬の処方は間違っていなかった)
発疹がおさまったところで水疱瘡の予防接種を受けることになった。
ほっとひといき。

ちなみにチャドクガはお茶の害虫で、お茶と同じツバキ科のツバキやサザンカにも
発生するということだ。やっかいなことに「チャドクガは、幼虫ばかりでなく脱皮殻やサナギや
成虫や、卵まで人を刺します。」とある。
ツバキやサザンカっていくらでも家庭の庭にある木じゃないの。
垣根になってるとこだってたくさんある。これはもうさわらせないように気をつけるしかない。

そうそう、休日診療所は区内の医師が持ち回りで担当しているらしいのだが
医師会のページで担当医のスケジュールページをみつけた。
前の週の日曜日はこの小児科の先生だった。おしい。

今朝にはかなり赤みもひいて、気にすることもなくなってきたので
やっと半袖を着せられる。

そして・・・

P1010031.JPG

最近よくOじろの毛をむしったりしている。目に指をつっこむのが最近のブーム。
うきゃうきゃと嬉しげに
おーちゃんいやなら逃げればいいのに・・・

コメント(2)

もうすっかりよくなった頃かな?
あれこれ考えて大変でしたね。
たしかに水疱瘡だったら時間もかかるしもっと大変だったと思うのだけれど、毛虫とはねぇ・・・
どこにでも行きたい!何でも触りたい!なお子ちゃま期にはかわいそうな制限ですね
とはいえ、しょうがないものね・・・
まぁまぁまぁ、今回は軽く済んでよかったよかった。^^

Oちゃん、逃げれ(笑

ぶつぶつはもうほとんどわからなくなりましたよ。
さすが若さよね~

最近は葉っぱを「ぱっぱ!」といいながら触りに行くから
きっと垣根にでも突っ込んで行ったんでしょう・・

大人でもひどくやられるらしいから気をつけないと。
でも北の国には生息してないねきっと。

Oじろは、何度やられても「しょうがねぇなぁ」ってかんじ。
食事のおこぼれにあずかったお礼ってわけでもないだろうけどねぇ

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この記事について

このページは、hirocが2007年6月14日 09:14に書いた記事です。

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