2009年8月アーカイブ

がま君とかえる君

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16日の日曜日、Qたろと二人でミュージカルを観に行った。
タイトルは「がま君とかえる君の春夏秋冬」

ちょうど8月の始めに児童館で読んであげた絵本で
和訳では「ふたりはともだち」というタイトル。
とてもほのぼのとした友情のお話しだ。

このミュージカル、「都電荒川線に乗るぷち旅付き」というチケットがあって
開演の2時間前に駅で集合して一緒に都電に乗ってミュージカルを観に行こう、
という企画があることをひょんなきっかけでみつけ、ちょうど読んだばかりの
好感の持てる絵本だったし、これは行くしかない!とチケットを買った。
夏休み企画で3歳以上入場可能というのもうれしい。

折しもこの朝はお父さんがスペイン出張のため早くに出発してしまい
10日間の母子家庭生活が始まる日。

朝ご飯を終えて支度しながら「今日は都電荒川線に乗ってミュージカル観に行くよ」というと
都電荒川線・・・と考えていたQたろ
「都電荒川線は、三ノ輪橋から出発するよぅ」と鉄道ビデオのアナウンスのような
返事がかえってきた。

三ノ輪橋は北側の始発点で東京のはじっこ。南側の終点は早稲田である。
うちからだともちろん早稲田寄りから行く方が早い。
う・・・三ノ輪橋なんて相当マニアックだけど、鉄道ビデオで見知ってしまっているらしい。
おそるべし鉄道オタク幼児。

とても遠回りになるけど、行きましたとも、ええ。日比谷線でスタコラ三ノ輪駅まで行き、
三ノ輪橋まで歩いて始発に乗りました。

集合駅の荒川車庫前に行くと、使わなくなった古い車両が2両設置されていて
「都電の歴史」を紹介する展示やスタンプ台などがあって広場になっている。
もう今は、この一路線しか残っていない都電、チンチン電車の歴史。
ホントに出発時や道路を渡るときに「チンチン!」とならすあの音が
懐かしい(初めて乗ったのに)。

広場の脇で受け付けが開始され、10組ぐらいの親子連れが参加していた。
なんと、案内された車庫の中で待っていたのは「フロッグとトード号」という貸し切り電車。

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窓にはたくさんシールが貼ってあってほのぼのしている。

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みんなで乗り込み、いざ出発。

おもしろかったのは、車庫から線路に出た電車は先頭車両が三ノ輪方面に向いていて
行きたいのは早稲田(逆)方向。線路に出たとたん一旦停止して、運転士さんが
カバンを持って車内を走り、反対側の運転席に座って出発。
これは普段では見られませんと解説のおじさんが説明していたけどほほえましい光景だった。

最寄りの駅で降りて、劇場へ。

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ぷち旅参加者にプレゼントのオリジナルエコバッグまでいただいた。
何だかとても得した気分。

これだけ朝から(酷暑の中)長旅をして、午後2時からの公演を果たして寝ないでいられるか
心配していたけど、問題なく2時間半楽しんだらしい。カーテンコールも小さな手で一生懸命
拍手を送っていた。やーこれだけ寝ないでいられるなんて体力ついたなぁ。

演奏も生だったし、なかなか良質のミュージカルだったと思う。
川平ジェイがあんなに歌がうまいとは知らなかった。というかサッカーの解説以外で
こんな仕事をしているとは知らなかった。
がま君を演じていたジェイ、華のあるエンターテイナーぶりだった。
かえる君役は、石丸けんじろう。ラッパのマークのせいろがんのおじさん。
この人も良い味出していた。

5時頃劇場を後にし、やはり池袋といえば大勝軒かしらとラーメン屋へいそいそ。
中華そばを二人で分けて食べ、どうやって帰るか聞けばやはり「荒川線!」
やっぱそうよねー
また荒川線の駅まで歩き、大塚駅で山手線に乗り換えた。
乗ったとたんに陥落。午後6時。
よく遊んだ、楽しくて長~い一日だった。

子供の気持ちと親の都合

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先週保育園にお迎えに行ったときのこと。

ちょうど玄関に入ったところで、同じクラスの男の子(A君)とママが帰るところに
行き会わせた。

ところがこのA君、もっと遊ぶ!と泣き叫びながら廊下に転がっている。

クラスの担当保育士がなだめるためか一緒にいてしゃがんで子供に声をかけ、
A君のママは途方に暮れてそれを眺めている。

普段お迎えで、保育士が玄関まで見送ってくれることはまずない。
A君のママがまだ小さい赤ちゃんを連れているから
一緒に下りてきてくれたのだろう。この様子だと
玄関に来るだけでもかなり大変だったに違いない。

「帰りたがらないんですよ」と、通路をふさいで暴れていることを
すまなそうにしているママに、「うちもいつもそうですよ」と答えながら、
A君をまたいでタイムカードに刻印し、さようならと挨拶して上の階に上がる。

あそこまで暴れないまでもホント、うちもよくあるんだよね。わかるわかる。
Qたろも、数ヶ月前までは迎えに行くと「もっと遊ぶ!」と遊んでいる途中の
おもちゃを話さず、はては「お母さん来ないで!」とまで・・・

もっと遊ぶはともかく、いつもお母さんじゃなきゃイヤが
口癖なのにこの物言いはどーよ。おもちゃに負けるハハ(ーー;)
他の子供達は、保護者が迎えに来た姿をみつけると一様に駆け寄っていく姿が
一般的な中・・・やりきれませんわ。

3歳児の思考回路を推し量るのは難しいけど
「今やってることは中断されたくないんだよオレ」というかんじで
よく言えば集中力があるとも言えるけど、とにかく執着心が強い。

保育園に限らず、帰りたくない・もっと遊びたい!と子供がじたばたしたときの
対応方法として私が毎日やってきたこと。
まずは気持ちの区切りがつけられそうなところを見定めて提案する。
そこまでやったら帰ろうね、と約束して、それに従わせるようにしている。

気持ちの区切りがつけられそうなところっていうのが難しいけど、
たとえば絵本を読んでいるときなら最後まで読んでも良しとするとか、
線路の上で電車を走らせるのに夢中なら1周して駅に到着するまでとか。
あるいは片付けに夢中なら最後まで片付けさせる、などなど。
ただし、それにつきあうのは結構根気も時間も必要になる。

そんなことしてたら買い物してご飯作るのが間に合わない!キー!
となるような気持ちをいかに平常心に保ちつつ、子供が「お母さんいらない」とか
暴言を吐いても怒らずに。平常心平常心。

ああ、保護者ってツライわ。

この「日常生活をまっとうする」ことと「子供の気持ちを尊重する」
ことの狭間で、親はいつも葛藤を強いられることになる。

最初の頃は約束したこと以上にもっと遊びたいと主張することも度々、
そんなときは有無も言わさず抱き上げ、にっこりと皆さんに挨拶して
どんなに暴れても泣いても連れて帰る。こんなことが何度か続いた
そののち・・・

だんだんと、「約束だよね」というと、素直に従うようになってきた。
Qたろなりに「がまん」ができるようになり、気持ちに「折り合い」が
つけられるようになったのだと思う。

子供が今こだわっていることって、きっと彼らにとっては「一生の問題」ぐらい
大きなことなのだ。だからそれに「同意」してあげて、まずは気持ちを受け入れる。
受け入れてもらえたという安心感があれば、「約束」に結びつけられるようになり
そして「親の都合に合わせる」ように「がまん」ができるようになり
お互いの「譲歩」の中間点が見つけられるようになっていくのかなという気がする。

さて、この日は(この日に限って?)すんなりと「せんせいさようなら~」とご挨拶して
スタスタ玄関に来たQたろ。A君はまだ大の字になって泣いていた。
ママはこの時もまだ途方にくれていた。

園長先生まで出てきてみんなでなだめようと必死になっている。
それを見ながら靴を履き、「Aくん、いっしょにかえろ」と誘って
お兄さんぽい態度。(おまえは誰だ~どの口がいうたぁ~)

カバンから電車のおもちゃを2つ出して「これかしてあげるから帰ろう」と
1つ渡したとたん、A君は「いらない~!」といって投げた。

うう、かなり重傷だわ。

ショックで唖然としてしまったQたろ。
電車は好きじゃなかったのかねぇ・・と、どうフォローしていいもんか困る大人達。

A君は先生方にもう一度園内に連れて行かれてしまった。
ママは外で待ち状態のところお先に失礼してしまったので
その後どうなったかわからない。

思うに、あんなに荒れていたのは単に寝グズだったのではないだろうか。
赤ちゃんばっかりじゃなくてたまにはボクのこと見て!のサインというか。
ママは、小さい赤ちゃんの方を先生に託して、
A君を抱っこしてあげるべきだったような気がする。

子供の気持ちと親の都合に折り合いをつけるのは
難しいなぁと思った出来事だった。

Sea デビュー

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7月22日。ディズニーシーに行ってきた。

4月にディズニーランドにQたろを初めて連れて行ったとき、私は20年ぶりぐらいだった。
かな~り浦島である。

もちろん7年前にできたディズニーシーはお初。
舞浜の駅に降り立つと、そこにはなんとリゾートラインというミッキー柄のモノレールが!
ディズニーシーまで連絡している。

一番びっくりしたのは、ファストパスなるシステムが導入されていたこと。
このチケットをもらっておくと、決められた時間内に行けばほとんど待ち時間なく
優先搭乗ができるようになっている。スバラシイ。

ということで、シーは親子そろってデビゥ~である。
街並みが古い港町ふうに作ってあってなかなかおもむきがある。

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パレードはチップとデールのクールサービス。
船から大量の水を観客に放水する。かる~く水しぶきかと思ったら文字通り放水だった。
ミラコスタ周辺だとものすごく水がかかると聞いていたので、
対岸にに陣取った私たち。
なのになぜかやってきたグーフィーっ!

大きい船は対岸までは来ないけど、フットワークの良いボートに乗ったグーフィーは自由自在。
2回もやってきて水をかけられた。私は水しぶき程度で済んだけどお隣の人はびしょびしょ。
油断できないということだわね。

船に乗ったり、クラシックな自動車に乗ったり、古き良き時代を満喫する遊園地という
風情だった。

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この日はスカっと晴れて猛暑日。じりじりと日差しが痛い。
暑さにやられそうになったけど、ランチに予約していた
イタリアンで冷た~いビール。うーんこれはたまらん!
子供向けのアトラクションから言えばディズニーランドに軍配なんだけど
これを理由に、シーに軍配が上がってしまうお母さんを許しておくれ。

Qたろが怖がったアトラクションが「海底2万マイル」。サブマリンに乗り込んで
海底を探索する冒険の旅だ。本当に水中に潜るようなかんじとか
海底で巨大なタコが出てくる雰囲気とか、とにかくリアル。
途中からしがみついて離れなかった。
その後、何日も「サブマリンは怖かったんだよぅ」と漏らしていた。
次回どうかな。怖い物見たさで案外行くかもしれない。

よさこいソーラン

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近所の商店街で毎年行われるお祭り、よさこいソーラン。

各地の踊り手のチーム「連(れん)」がたくさん集結して夕方から踊りながら街を回る。
結構有名なチームもたくさん出場するようだ。
確かにデモの時間に駅前広場で披露される踊りはかなりきまっていて
とても素人とは思えないくらい。年齢層はやや高めというところだろうか。

そんな中で、地元の小学校や保育園でもにわか「連」を結成してこの日のために
練習を重ねている。Qたろが通う保育園も、4,5歳の大きい子達と先生達が
出場した。

一生懸命鳴子を鳴らし、ポーズをきめて頑張っている姿、けなげでかわいかったぁ
これらの衣装も先生の手作り。

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この日は朝から不安定なお天気で、雨が降るという予報だった。
しかも降るときはスコールのように土砂降りになる。
このため、公立の小学校と保育園からの出場チームは中止にしたという話を聞いた。
みんな一生懸命練習してたのにかわいそうに・・と、孫が出場できなかったおばさんの
話を漏れ聞いた。
Qたろの通う保育園は私立だから、その辺は臨機応変に対応できたのだろう。
雨も祭りが始まる直前になってあがり、参加することができた。良かったね。
秋の運動会にはこの踊りを披露してくれるらしい。
今から楽しみだ。

夏祭り

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7月の中頃から8月の初めにかけて夏祭りがいろいろなところで行われる。
7月に3週目には祐天寺、31日には恵比寿駅前のお祭りに出かけた。

祐天寺のお祭りは、境内が広く、いわゆるテキ屋がひしめいて規模が大きい。
規模が大きいとそれなりにいろいろな屋台があって、子供にはウハウハ。
ヨーヨー釣り、キャラクターものの風船、昔ながらのお面、綿アメ、金魚すくいなどなど。
その代わり値段も高い。結構どうでもいいおもちゃ、たぶん原価50円ぐらいの物を
500円で買わされるかんじだ。

恵比寿の場合、駅前広場で行われるため場所が狭く、テキ屋が入る余地がない
とも言えるが、商店街の人たちが運営しているので値段がリーズナブル。
「焼きそば」や「焼き鳥」などもなかなかおいしい。

この写真は就学前の子供達を櫓に登らせてくれて、アンパンマン音頭を流しているところ。

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終わると、「親御さんはご自分のお子様を回収してくださいね~」というアナウンスが笑えた。
その後迷子のアナウンスはなかったので無事に全員回収されたらしい。
櫓に登った子供達には、カルピスを無料で配布してくれたり、なかなか
アットホームなお祭りだった。

松島探訪

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新幹線工場見学の後、日本三景の一つ松島に宿を取った。
仙台からは電車で30分くらいのところにある小さな町。
宿のお部屋は海に面していて、窓からの風景は絵はがきを切り取ったような美しさだった。

次の日は、港から船に乗って湾内を約50分回るクルーズに参加。

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船内でかっぱえびせんを売っていて、デッキでえびせんを出すとカモメが山ほど飛んでくる。
ぜんぜん人を怖がらず、手に持ったえびせんめがけてまっしぐら。
ちょっとヒッチコックな気持ち。

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海水に浸食された島はいろいろな表情があっておもしろい。

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これは鐘島。浸食作用で島に4つの空洞できたのだそうで、近くへ寄ると「ゴーン」と寺の鐘が
鳴るような音が聞こえるところからこの名前がついた。という船内の案内説明だった。
俗に八百八島と言われているらしいが、実際の島の数は260余りだそうな。

クルーズを終えて桟橋に到着すると、船長さんが運転席に座らせてくれました。
ほのぼのとしたサービスは地方ならでは。

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松島海岸駅前の派出所。このたたずまい、さすが松島。

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お昼に仙台駅で牛タンを食べ、東京へ。
牛タンタイムには寝てしまったQたろ。
そういえば、去年の浜松でも、鰻タイムに寝てしまい食いっぱぐれたんだった。

それにしても新幹線祭り、もうちょっと涼しい時期にやってくれないかなぁ・・・

新幹線祭り2009

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夏休みになるといろいろな電車イベントが行われる。
JRの新幹線祭りもその一つ。
去年はJR東海の新幹線工場見学に浜松まででかけた。
子供向けイベントかと思えば、結構大人の鉄道ファンも多かった。

今年は7月25日(土)JR東日本の仙台工場に行くことに決定。
去年の浜松の日帰りがあまりに過酷だったので、今年は松島に一泊することに。

はやてにのっていざ出発。こまちとの連結部分の前で。

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大宮から乗り込んできた小学生の3人組の一人が隣に座った。
電車が好きそうなこの子達も新幹線工場を見に行くのかと思ったら
仙台に着いたら上りの新幹線に乗り換えて大宮に戻り、その足で
上越新幹線で新潟まで往復するのだという。
新幹線に一日乗っているのだそうだ。
すべての新幹線の指定席の切符も持っている。
すごい。こんな一日の過ごし方があるんだ。

仙台まで1時間半。意外と早い。
東北本線に乗り換えて新利府というローカルな駅まで行く。
そこから徒歩5分。
じりじりと暑い日で、電車を降りたとたんに汗がにじんでくる。
幸い工場内は冷房が少し効いていて、浜松よりはだいぶ楽!
浜松工場はオープンで扇風機が回っているだけで、来客数も半端じゃない。
真夏の体育館のようだった。それよりも少しマシというくらいで
やはり長くいると暑くなってくるんだけど。

後ろに見える赤いラインの車両はイーストアイ。東日本の試験車両で一般人は
乗ることができない。

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こまちのデモ。先頭車両の鼻先が連結のために
開いたり閉じたりするところを披露しているところ。

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はやてのミニ新幹線乗車。待ち時間1時間半はつらかった。。
でも絶対乗ると言い張って、頑張って1時間半並んだのはエライ。
小さい子が並ぶの分かってるんだから、もうちょっと輸送力を増す工夫が必要だよJR。

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最後に、電車から見えた新型車両E5系。
最高時速320キロの走行が可能な東北新幹線「はやて」の新型車両として
2年後に営業運転される予定。

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開発段階で使われていたファステック360という車両はネコミミという愛称で呼ばれていた。
車体の上に、猫の耳みたいなのが出てくる空力ブレーキなんだけどこれがすごくかわいい。
世界でも先端を行く最新技術を極めたような新幹線の車体に、空気抵抗のネコミミブレーキ。
なんだかアナログなかんじで好感を持っていたんだけど、残念ながらこの車両には
付かなかった。実際には340km以上じゃないと有効に働かないらしい。

ついでにファステックもいた!耳は出てないけど。

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