おじろの手術

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O次郎の前足の指の間におできができた。

レトリーバーには「イボ」系のものができても良性のことが多いと
聞くし、それほど深刻なものでもなかろうと安易に思いながら
4月の狂犬病予防接種のついでに診てもらった。
指の間に出来ているから時々歩きそうにしているし
取ってもらった方がいいかもな、くらいの軽い気持ちで。

すると・・・簡易細胞診をした先生の顔色が良くない。
大学病院の病理検査に回すという。
ええ?

一週間後、検査の結果、黒色腫(メラノーマ)の可能性が高いと連絡が来た。
人間で言うとホクロが癌化したもので、悪性度が高いことが多いらしい。

皮膚にできた場合で悪性度が低ければ、部分切除で良いけど、
たいてい周りの肉もごっそり切除するのだそうだ。
でも指の間にできたから、周囲にバッファ(余分な肉)がない。
足を切ることになるかもと先生から言われる。
ひえ~!?

さらに詳しく検査してみることになる。

大型犬は元気でも寿命は15年くらい。O次郎はこの3月で11歳になった。
あと4年生きられるとして、それがたとえ1年に縮んでしまったとしても
お散歩のできる生活を飼い主として選択してやりたい。

それでなくてもねぇ、今でさえ痛みに足を付けなくて
うるんだ瞳で「痛いのお母さん」という顔で見上げられているだけでも不憫で
とても前足のない生活になど、私自身が耐えられないだろうと思う。

お散歩大好き、人が大好き、道行く人はみんなトモダチな彼にとって
歩けなくなる生活はあり得ない。
どんな診断をされても、足の切断だけはやるまいと決めていた。

そしてもう一度精密に細胞を採取して調べた結果、
やはり黒色腫と診断された。

ただ、悪性度が高くないというのだ。
かといって良性でもない。何ともグレイな黒色腫。
内臓も調べてもらったが、内蔵・リンパに転移は認められない。
なんてラッキーでしょう!
先生も、患部だけ切除で大丈夫でしょうと言ってくれた。

病理学的なことは分からないけど、とにかく良かった。嬉しい。
結果がわかった次の日に手術をお願いする。
非常に難しい場所で、えらく時間がかかったらしいが
手術は無事に成功。ありがとう先生。

というわけで、それ以来包帯生活が続いている。
手術が5月15日で、もう2週間以上経って抜糸は済んだものの
場所が場所なだけに、まだ皮膚が形成されていないらしい。
ちょうど水かきの部分がなくなってしまったのだ。

手術以降、お散歩は禁止なため、トイレのために外に出る程度。
不憫だけど、もう少し。頑張れおじろ。

PQ1030106.jpg

↑ 包帯だけだとすぐ汚れるため、Qたろの古い靴下はかせている。

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このページは、hirocが2010年6月 2日 05:23に書いた記事です。

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