子育て支援のあり方って

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子供を育てていると、誰かに頼まないとどうにもならない場面が
少なからずある。仕事ってこともあるし、自分が病気になることもあるし
夫婦揃ってお通夜に行かなくちゃいけないことだってある。

祖父母が近所にいてサポートが受けられる状況であれば
それで済むところ、我が家のように両親ともに実家が地方だったり
祖父母が現役で活躍中でそれどころでない!という場合は
何らかの一時保育を確保しなくてはならない。

我が家の場合は保護者会活動で子供を預けて
幼稚園に戻らなくてはならないといった場合に
幼稚園に入る前に通っていた保育園の一時保育を利用していた。

年少のときに何度も利用していたのだが、年中の今年度に入って
その一時保育が目黒区の助成が入ることになり
いろいろとあらためて(新規登録など)手続きが必要になったものの
時間あたりの預かり金額が3分の1になった。
さすが区の補助があると違うな~という印象だった。
預かってもらえる時間が短くなったりと制約はいろいろついたけどね。

で、今月保護者会があり、午後子供を預けようと電話してみると

「目黒区からの指導で一時保育が受けられなくなりました」

という保育園の返事。

へ?
年度の途中でまた変わったってこと?
わざわざ新規登録し(しなおし)たというのに?
なんか、変じゃないか区の子育て支援。

さっそく子育て支援課に電話を入れてみる。
対応した女性の説明。

「緊急の場合、特に育児ノイローゼになりそうなお母さんのための
一時保育にするためなんです。一時保育の本来の目的に
戻したということです。」

はぁ・・・(年度の終わりを待たずに急に方針変更した説明になってないですけど)

「どうしてもあずかってもらいたい何らかの理由がある場合に、緊急には
あたらないんですか?」
「他の幼稚園にいってらっしゃいますから」

はぁ・・・(やはり回答になってないですけど)

区からの依頼で、その認証保育園(私立)は一日4人の一時保育枠確保が
求められているらしい。だったらさ、と気を取り直して質問、

「その保育園の一時保育に空きがあったら利用できるんですか?」

答えはNO。他の幼稚園に通っていて子育ての助成金をもらっている人は
一時保育の対象外なんだそうだ。

ははーん、ほかの幼稚園で助成金をもらっているから、
別の保育園の一時保育で安く預かれない。それならわかるよ。
だったら最初からノイローゼのお母さんのためにとか言わずに
そう言ってよ。

助成金が問題なのなら、区が介入する以前の、
一時間あたり3倍になっちゃう保育料で一時保育してもらうのは
許されないわけ?というのが私の次の質問。

だってその保育園のホームページに「一時保育のご案内」って
最近新しくなったホームページにまだ書いてあるんだもん。
区の助成が入らない、前のままの料金設定で。
すると担当者の弁。

「その保育園からの報告では区から依頼している一時保育枠は
いつも満杯ということです」
↑これはダウト

「でも満杯じゃないときに使わせてもらえないんですか?」

「区の4枠は確保してもらわないといけないんです。」

つまり、たとえ誰も使わなくてその4枠が残ったままでも、
育児ノイローゼになりそうな他の幼稚園、保育園に通っていない人が
朝4人駆け込んできてもいつでも受け入れられるように
空けて置かなければならないのが建前なのらしい。

私立の認証保育園は、区の認可保育所と違ってビジネスである。
利益をあげないといけないのだ。

<認証と認可は大きな違いがある。たとえば預かる時間は
Qたろが行ってた認証の場合夜8時までOKで、時間外料金を支払えば11時まで
受け入れてくれた。そこまで預けたことはないけど。しかも土日祭日。
区の認可なら夕方6時まで。延長保育の枠は少なく
受けれてもらえても7:15まで。しかも買い物袋さげて迎えに行くと
「早く来てください!」と怒られるそうだ>

空きがあって、受け入れ可能な状態なら、他の幼稚園の子供だろうが
受け入れたいはずだ。

区からのこの押し付けがましいやり方は現場のビジネスを邪魔しているし
本当に必要な支援を受けたい保護者の邪魔もしている。
いるかいないかわからない育児ノイローゼになりそうな人のために。

まったく理解できない。

「我が家の場合預けられる祖父母はいないのですが、
この保育園にずっとお世話になってきたんですけど、
ダメとなったら急なときに子供を一時的に預けるところは
この区ではないということですか?」

と聞いたところ

「どうしてもということなら、その保育園に園児として登録していただくしかありませんね。」

という回答。

またまたはぁ?である。

園児として登録するということは、月々6万円ぐらい支払って
1ヶ月に1度か2度、数時間あるかないかの一時保育のために
保育枠を確保するということだ。

それって、仕事をしたくても保育園の空きがなくて待機児童になっている
お母さん達の大行列を無視して、金にモノを言わせて月極の枠を確保しろって
言ってるのと同じだ。

これがどんなに本末転倒なことか、この担当者にはわかっているのだろうか。
腹を立てるというより、あきれてしまった。

結局は、区としての一時保育の受け入れは
「育児ノイローゼになりそうなお母さんのため」であり
よその幼稚園や保育園に通わせているお母さんは
自分で適当にやってね。というスタンスなのだ。

今回は民間のシッターサービスを予約しつつ
福祉団体の「ファミリーサポート」に登録して、受け入れてくれる
家庭を待っていた。すると一時保育してくださる方がみつかり、結果的には
うまくいったので良かったのだけど。

なんだかなぁ~の役所仕事。あきれはててしまった。
本当に必要な支援とは何か?を考えられる人がいないって
ことなんだろうな。子育てに限らずこれからいろんな場面で
思い知らされるのかもしれない。
一人暮らしで元気に働いていた頃にわからなかったいろんなこと。

ま、子供の歯抜けの笑顔でも見てなごもう。

P2190100.JPG

朝卵おじやを食べていて「お母さん歯がぬけた」
といったときには、上の前歯をもう飲み込んでいた。
その後探せていない。たぶん出てきているとは思うけど。

これで抜けた歯は3本目。

1本目は幼稚園で抜けてどこかに行き
2本目は家で抜けたので取ってある。
救出できたのはこの2本目のみということになってしまった。

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この記事について

このページは、hirocが2012年3月 7日 18:49に書いた記事です。

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