かまれる

Qたろが通っている保育園は、ライブカメラで園の様子をみられるようになっている。
今日の午後、久しぶりにのぞきにいった。（自分のPCがびすたになってから
Appletを起動できなくなったので父ちゃんのMacで）

カメラの角度を変えてみていると、いたいた。保育士さんにくっついて
フロアを歩き回っている。よしよし元気そうだ。

しばらくすると、床に座って絵本を見始めた（まだ読めないので見るだけ）。
すると、Qたろの見てる本を取ろうとする子がいる。
渡したくないQたろうしっかり本を持っている。
しかし取ろうとする子のほうが力が強かったのかあっさり絵本は取られてしまい、
別の絵本を取って広げると、また同じ子が絵本を取りにきた。
保育士さんが気づいて、他の絵本を渡してもダメらしい。
取ろうとする子はどうしても「Qたろ（他の子）が持っているものが欲しい」らしい。

この様子を見ていて、アフタービクスのときを思い出した。
かーさん達がエアロビしている間、子供達はヨガマットを敷いた上に
おもちゃとともに転がされている。

ある時、古い携帯電話をおもちゃにしている子がいて、４人ぐらいで
取り合いになったことがある。ボタンを押すのが好きなQたろーも欲しいらしく、
じーっと見ているけど。争いに加わらずにむしろ別のおもちゃで遊んだりしている。

やがてみんな取り合いにも携帯電話にも興味をなくしてケータイが
床に放置されると、やおらQたろうが遊び始めたのだ。
何よいまさら、とみんなの冷たい視線？を浴びながらもくもくと遊ぶQたろ。
さながら「同調性なし」とか判定されそうな行動だったけど
「最後はオレがもらうぜ」っていう心意気が笑えた。

この辺の心理状態はよくわからない。親が教えたわけでもないのに
おもちゃの取り合い一つとっても個性が出るもんなんなのだね。
ほんとに子供っておもしろい。

夕方、Qたろーを迎えに行ったときのこと、保育士さんが
「申し訳ありません、今日お友達に腕を噛まれてしまってー」と謝ってきた。
どうやら左腕をかじられたらしい。袖をめくって見てみると、二の腕に歯形がうっすら
赤く残っていた。

保育園で他の子に噛まれたのはこれで３度目だ。
全部別の子だったかどうかは、噛んだほうの子を教えられないのでわからない。
でも、最初の２回はお友達の口に指を入れようとして噛まれたってことなんで
そりゃQたろのほうが悪い。誰だって口に指入れられそうになったらイヤだよ。
学習しなさいね。

でも、今日のはちょっと違うらしい。Qたろうは何もしてないのに、隣に座ってる子が
いきなり噛んだんだという。
ふーむ。もしかしたらその前に絵本を巡る攻防とか、何かしらの原因があったのかも
しれないけど、どうしてそうなっちゃったのだろう。歯がため？

ちょうどこの2週間くらい前にQたろも抱っこすると私の肩や腕を噛むというのが何度かあった。
これが痛い。いけない！とその度にしかったら今はやらなくなった。泣かせたけど。
幸いお友達を噛んだりしてない。そうそう、母ちゃんだけにしときなさい。

保育士さんは「今後このようなことがないように気をつけます」としきりに
謝っていたけど、それを止めるのはほぼ不可能な気もする。
噛むのはいけないと子供が理解するまではケアはしておいて欲しいけど。
そして、謝るべきなのは噛みついた子供の親のほうじゃないだろうか。

今日、噛まれたときにホントは何があったのか
ガンでもとばしたんじゃないでしょうねと聞いても
「ワンワカ！」とよくわからない答えが返ってきた。
なんだろう「ワンワカ」って。。

そして美肌にめざめたかのようにヨーグルトパックするQたろなのでした。

余談：
噛まれるで思い出した。
蚊には「刺される」または「くわれる」っていうとずーっと思ってたんだけど
関西では「噛まれる」っていうらしい。関西出身の父ちゃんが、３つも噛まれた！といってて
なにそれ？って思って調べたら、どうやら関西以西では蚊には「噛まれる」という地域が
多いことがわかった。日本語もおもしろい。